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2017年03月14日
パラリンピアン交流事業はオリンピック・パラリンピック等 経済界協議会様の協力により、パラリンピアン(パラリンピック出場経験者)を3名招致し、世界を舞台に戦うトップスポーツ選手としての経験にとどまらず、病気やケガによる障害の受容や、失われた身体機能を補う努力などの講演や、子どもたちと一緒にスポーツを楽しむことで、障害者スポーツへの理解を深めることを目的に市内の中学校及び総合支援学校にて開催しました。
宇部市立西岐波中学校では立志式に合わせて本事業を開催し、将来の決意や目標などを明らかにする「誓いの言葉」などのセレモニーを行い、大人になる自覚を深める日本文化の元服にちなんだ行事を同時開催する事業としてbeyond2020プログラムに申請し、認証を受けました。
※beyond2020認証プログラムは、日本文化の魅力を発信するとともに、2020年以降を見据えたレガシー創出のための文化プログラムです。
講師として、バンクーバー冬季パラリンピック アイススレッジホッケー 銀メダリストの上原 大祐 氏ほか、合計3名のパラリンピアンが講演とソフトバレーなどを通して生徒たちとふれあいました。
※アイススレッジホッケーとは、下肢に障がいを持つ人たちが「アイスホッケー」のルールを一部変更して行うスポーツです。「スレッジ」と呼ばれるスケートの刃を二枚付けた専用の“そり”に乗り、左右の手にスティックを一本ずつ持ってプレーする競技です。
2日間で以下の3校に訪問していただきました。
・3月13日PM:宇部市立黒石中学校(中学1,2年生約220名)
・3月14日AM:山口県立宇部総合支援学校(小学部50名、中学部40名、高等部110名)
・3月14日PM:宇部市立西岐波中学校(中学2年生160名)
講演の中で挑戦することの大切さを伝えて頂き、パラリンピアンが語った「夢を目標に変える」「成功も失敗も経験」といった内容が、多くの生徒たちの心に響いたようでした。
また、講演会の後にソフトバレーボールや風船バレー、車いすバスケットボールなどをパラリンピアンと一緒にプレーし、スポーツを通じて心を通わせました。
生徒たちは初めての競技用車いすを思うように操作できず、難しそうにしていましたが、果敢にチャレンジしていました。こういった経験が障がい者への理解を深め、また挑戦することの大切さを学ぶ経験になれば何よりです。
宇部市スポーツコミッションでは、これからも障がい者のスポーツ振興を図り、障がい者の理解を深める活動を今後も取り組んでいきます。
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