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2020年02月11日
2月11日(火・祝)に俵田翁記念体育館で「あすチャレ!運動会in宇部」を開催しました。
本イベントは(一社)宇部市スポーツコミッション設立1周年記念及び俵田翁記念体育館リニューアル企画として開催しました。
あすチャレ!運動会は年齢や障がいの有無に関わらず、誰もが一緒に楽しめるパラスポーツで行う運動会です。
全12チーム100名が参加し、競技種目としてボッチャ・ゴールボール・車いすリレーを行いました。
ボッチャは、パラリンピック競技のひとつで、老若男女誰でも楽しめる大人気のスポーツです。
赤と青のボールを各チーム6球ずつ投げ合い、的となるジャックボール(白)により多く近づけたチームの勝ちです。
ボールを操るテクニックだけでなく、相手との駆け引きや戦術が勝負のカギを握ります。
宇部市では、ボッチャが学校や地域行事でも行われており、子どもも大人も大変レベルが高く、見ごたえのある試合展開が多数繰り広げられました。
ゴールボールは、視覚障がいのある選手がプレーするパラリンピック競技で、未経験者でも取り組みやすいように鈴入りのソフトボールを使って行います。
アイシェード(目隠し)を着用した選手が静寂の中、仲間の声やボールの音などを頼りに投げ・守り、得点を競い合います。
参加者は視覚が制限された中で、競技当初は戸惑いもありましたが、競技の後半は感覚を研ぎ澄まし、ボールの軌道を読み、全身を大きく使ってボールを止めるなどアクティブなプレーが随所に見られました。
競技の最後は車いすリレーです。
運動会の醍醐味であるリレーを、車いすバスケットボール用の車いす(通称:バスケ車)を使って行いました。
車いすに初めて乗る参加者も多く、操作の難しさを体験し、車いすリレーの本番となりました。
いざ競技が始まるとどのチームも熱が入り自身のチームを一生懸命に応援し、慣れない車いすの操作に四苦八苦しながら、徐々にスピードをつけ、次の走者へ素早いバトンタッチが行われていました。
見事勝利したチームはハイタッチで締めくくり、全競技を終了した各チームのメンバーは一様にみんな笑顔でパラスポーツを楽しんで頂けた様子が伝わってきました。
あすチャレ!運動会では、見る・聞くだけではなく、実際にパラスポーツを体験することで、パラスポーツに興味を持つことができ、障がいに対しても様々な気づきを得ることができました。
今後もこのような機会をつくり、パラスポーツを通して、共生社会の実現に向けて取り組んでいきます。
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