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2020年12月17日
宇部市からの子どもスポーツ夢教室の運営業務の委託を受け、市内10カ所の小学校を巡回し、子どもスポーツ夢教室を実施しました。
本夢教室は、子どもたちがトップアスリートによる体験談などの講話、技術指導等を直接受ける機会を設けることにより、子どもたちの運動・スポーツへの関心を高め、普段あまりスポーツをする機会のない子も含め、主体的にスポーツに親しむ習慣を身に付けること。
また、夢や目標を持つことの素晴らしさや、それに向かって努力すること、仲間と協力することの大切さなど、子どもたちが自ら未来を切り開こうとする力を育むことを目的として実施しました。
※全ての教室で新型コロナウイルス感染症感染拡大防止対策を講じ実施しています。
今年度、初回の夢教室は9月14日に神原小学校で「フットサル教室」を開催しました。
講師に宇部市出身でフットサル元日本代表の村上哲哉氏を招聘し実施しました。
また、今年度から国内最高峰の日本女子フットボールリーグに参入したミネルバ宇部の選手も夢教室にサポート役として参加しました。
前半は実技からスタートし、サッカーとフットサルの違いについての説明があり、基本練習を行った。基本練習の後は、試合を行い、児童たちは村上さんや現役選手のスピードやテクニックを体感し、一生懸命にボールを追いかけて交流を楽しみました。
後半の講話では、夢をテーマに村上さんのフットサル人生をもとにお話しいただき、壁にぶつかっても勇気を持ち進んでいくことや挑戦し努力を積み重ねる大切さなどを伝えていただきました。
10月26日に東岐波小学校で同教室を開催しました。
続いて、10月2日に見初小学校にて東京2020オリンピック大会の追加種目にもなりました「3x3(3人制バスケットボール)教室」を開催しました。
講師にスリストム広島で選手兼経営者として活躍されている仲摩匠平選手を招聘し実施しました。
講演では、お兄さんを追いかけるようにバスケットボールを始め、夢がなかった当時もお兄さんが活躍するプロの舞台を観て夢を見つけたこと、その夢を叶える為に逆算方法で何が必要かを考え実践していくことでプロ選手になれた経験をご紹介いただき、現在もチーム経営者として夢を持ち、地域に3X3を浸透させるためにプロ選手になれた方法を実践中であることなどをお話しして頂きました。
また映像を観ながら3x3の特徴やルールなども紹介して頂きました。
実技では、バスケットボールのウォーミングアップから体の使い方を教わり、バスケットボールを使った運動遊びやドリブルやパスの基本練習、最後に代表児童とのミニゲームをして交流して頂きました。
3x3の魅力を知り、楽しくプロバスケットボール選手と触れあえることができました。
続いて、10月22日に厚南小学校で「車いすバスケットボール教室」を開催しました。
実技は山口県の車いすバスケットボールチーム「山口オーシャンズ」が担当し、バスケットボール競技用車いす(通称:バスケ車)について紹介し、バスケ車の操作方法の説明を受け操作体験した後、オーシャンズの選手と鬼ごっこなどを行い楽しく交流しました。
実技体験の後は、元プロ車いすバスケットボール選手でパラリンピアンの岩野博氏によるリモート講演を実施しました。講演では、事故によりバレーボール選手になるという夢は実現できなくなったが、車いすバスケットボールに出会い、パラリンピックに出場する夢が見つかり、その夢に向けて挑戦したことについて伝えていただきました。また、夢を実現する為に大切なこととして、自分の夢が見つかったら周囲の人に伝えること、伝えることで協力してくれる人や応援してくれる人が必ず現れるので、夢を恥ずかしがらずにポジティブに取り組んでいこうというメッセージを頂きました。
11月26日に常盤小学校で同教室を開催しました。
続いて、12月3日に黒石小学校にて「サッカー教室」を開催しました。
講師にレノファ山口FCの2020シーズン宇部市ご当地シャレン選手である村田和哉選手選手にリモートで講演して頂きました。
講演の前に、レノファ山口スポーツクラブのスクールコーチの指導の元、サッカーボールを使った運動遊びやドリブル・パスなどの基礎練習の後、ボールを複数個使用したゲームを行い交流しました。
講演では、村田選手が夢であるJリーガーになる為に、小学生の時に実践していたこととして、サインを考えクラスメイト全員にサインをするともにJリーガーになる為の夢を公言していたエピソードを紹介して頂きました。その後は児童たちと掛け合いながら、希望する児童は夢の発表を行い、村田選手がその夢を応援し、会場を盛り上げました。村田選手からは夢をどれだけ多くの人に伝えることができるかで夢を実現の可能性は高まるということを自身の体験弾とともに児童に伝えて頂きました。
12月10日に鵜ノ島小学校で同教室を開催しました。
12月17日の上宇部小学校では、サプライズで村田選手が現地に訪れ、同教室を開催しました。
続いて、12月7日に小野小学校で「デフサッカー教室」を開催しました。
講師は※デフサッカーの現役選手で日本代表のゴールキーパーを務める松元卓巳選手を招聘し実施しました。
※デフサッカーとは、聴覚障がい者のサッカー
講演では、「夢を持つことの大切さ」と題して、競技や障がいの特性等をクイズや手話を交えながら楽しくお話しして頂き、児童へのメッセージとして、夢は叶えるために強い気持ちをもって頑張ること、夢ができた時は自信を持って、まずはチャレンジしていくこと。夢が見つからない時は、夢を持つ人を応援し、自分も応援される人になって欲しいと呼びかけられました。
実技では、「見る」をテーマに、児童は耳栓をし、身振り手振りで情報を伝えるジェスチャーゲームや指示した動きを行うアイコンタクトゲームを行いました。最後に先生も交えてミニゲームを行い、一緒楽しくサッカー交流を行いました。
この他、11月2日に船木小学校で「陸上教室」を行い、走る為の姿勢のつくり方、腕や脚の使い方などの指導をミズノスポーツサービスの若江真志氏から教わりました。
夢教室実施の全10校を通して、785名の児童が参加しました。
これからも宇部市スポーツコミッションでは、各競技で活躍したトップアスリート等を小学校に招聘し、講話や実技体験等を通じて、夢や目標を持つことの素晴らしさや、それに向かって努力すること、仲間と協力することの大切さなどを伝え、スポーツが好きな子どもたちが増えていくような夢教室を実施していきます。
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